泣く子はいねぇが

第68回 サン・セバスティアン国際映画祭 3部門受賞!

11月20日(金)全国公開

生き方に迷うすべての大人たちに贈る、青春グラフィティ!

TRAILER予告編

  • 予告編
  • サンセバ最優秀撮影賞受賞SP動画
  • 特報

INTRODUCTIONイントロダクション

是枝裕和が惚れ込んだ新たな才能!
今、世界が注目する佐藤快磨監督 劇場デビュー作品!!

親になることからも、大人になることからも逃げてしまった主人公が、過去の過ちと向き合い、不器用ながらも青年から大人へ成長する姿を描く。主人公・たすくを演じるのは、個性溢れる表現力で注目を集める演技派俳優、仲野太賀。たすくの妻・ことね役に、人気実力派女優、吉岡里帆。たすくの親友・志波役は若手最注目株、寛一郎。彼らを取り巻く面々に、山中崇、余貴美子、柳葉敏郎といった豪華俳優陣が集結。監督・脚本・編集は、本作が劇場デビュー作となる新進気鋭の佐藤快磨。秋田県・男鹿半島の伝統文化「ナマハゲ」から、“父親としての責任”、“人としての道徳”というテーマを見出し、約5年をかけて作り上げたオリジナル脚本は、是枝裕和をも唸らせた。「いつから人は大人に?」「大人になるとは?」誰もが経験する人生の通過点を圧倒的なリアリティで描き、観る人すべての心を鷲掴みにする!!

STORYストーリー

笑って、泣いて、叫んで。
彼の出した答えが、あなたの胸に突き刺さる――。

たすくは、娘が生まれ喜びの中にいた。一方、妻・ことねは、子供じみて、父になる覚悟が見えないたすくに苛立っていた。大晦日の夜、たすくはことねに「酒を飲まずに早く帰る」と約束を交わし、地元の伝統行事「ナマハゲ」に例年通り参加する。しかし結果、酒を断ることができずに泥酔したたすくは、溜め込んだ鬱憤を晴らすように「ナマハゲ」の面をつけたまま全裸で男鹿の街へ走り出す。そしてその姿をテレビで全国放送されてしまうのだった――。

それから2年の月日が流れ、たすくは東京にいた。ことねには愛想をつかされ、地元にも到底いられず、逃げるように上京したものの、そこにも居場所は見つからず、くすぶった生活を送っていた。そんな矢先、親友の志波からことねの近況を聞く。ことねと娘への強い想いを再認識したたすくは、ようやく自らの愚行と向き合い、地元に戻る決意をする。だが、現実はそう容易いものではなかった…。

果たしてたすくは、自分の“生きる道”、“居場所”を見つけることができるのか?

CASTキャスト

  • 仲野太賀

    【後藤たすく】娘が生まれても大人になりきれない青年

    仲野太賀

    1993年生まれ、東京都出身。2006年に俳優デビュー。主な出演作は、『桐島、部活やめるってよ』(12)、『走れ、絶望に追いつかれない速さで』、『アズミ・ハルコは行方不明』、『淵に立つ』(16)、『南瓜とマヨネーズ』(17)、『海を駆ける』、『母さんがどんなに僕を嫌いでも』、『来る』(18)、『静かな雨』、『今日から俺は!!劇場版』(20)など。公開待機作に『生きちゃった』(20)、『すばらしき世界』(21)などがある。

    現場では、監督が長年温めてきた作品への覚悟を感じていました。たすくは本来、主人公になれるようなやつではありません。弱くて、土壇場で逃げて、負け続ける。けれど、そこに人間味とリアリティがあるのだと思います。誰かに怒られても、娘への愛情で世の中のセオリーをなぎ倒して行く。そんなたすくの行動にツッコミたい自分と、共感する自分がいました。父親になりきれないたすくが、ナマハゲを通して父になる、父たるものを見つける物語です。

  • 吉岡里帆

    【桜庭(後藤)ことね】子供じみた夫(たすく)に限界を感じる妻

    吉岡里帆

    1993年生まれ、京都府出身。2013年より活動を始める。主な出演作として、ドラマでは、連続テレビ小説「あさが来た」(15/NHK)、「ゆとりですがなにか」(16/NTV)、「カルテット」(17/TBS)、「きみが心に棲みついた」(18/TBS)、「健康で文化的な最低限度の生活」(18/KTV)、「時効警察はじめました」(19/EX)、映画では、『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(18)、『パラレルワールド・ラブストーリー』、『見えない目撃者』(19)、『Fukushima 50』(20)などがある。

    秋田の皆さん、スタッフ、キャストの愛が溢れる、優しくて柔らかな空気が流れる現場でした。いくつになっても秋田での時間は忘れないと思います。たすくは、一生懸命だけどまだ父親にはなり切れない未熟さと子供っぽさが残っていて、でもどこか憎めない。等身大の愛おしいキャラクター。そんな「たすく」であり続けた仲野さんと、監督との長い歴史がこの映画を形作っているように感じます。

  • 寛 一 郎

    【志波亮介】どんな時でもたすくを支える親友

    寛 一 郎

    1996年生まれ、東京都出身。2017年に『菊とギロチン』で俳優デビュー。公開順序はそれに先立つかたちとなったが、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、『心が叫びたがってるんだ。』(17)にも出演。その他の出演作として、『チワワちゃん』、『雪子さんの足音』、『下忍赤い影』、『下忍青い影』(19)、ドラマでは「ミッドナイト・ジャーナル 消えた誘拐犯を追え!七年目の真実」(18/TX)、「青と僕」(18/CX)、「グランメゾン東京」(19/TBS)などがある。

  • 山中 崇

    【後藤悠馬】たすくの兄

    山中 崇

    1978年生まれ、東京都出身。主な映画出演作として、『松ヶ根乱射事件』(06)、『海炭市叙景』(10)、『TheFlowersOfWar』(11)、『恋人たち』(15)、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』(19)、『燕 Yan』、『君が世界のはじまり』(20)などがある。

  • 余 貴美子

    【後藤せつ子】たすくの母

    余 貴美子

    神奈川県出身。主な映画出演作に『おくりびと』(08)、『ディア・ドクター』(09)、『しあわせのパン』、『あなたへ』(12)、『シンゴジラ』(16)、『リングサイド・ストーリー』(17)、『榎田貿易堂』(18)、『AI崩壊』、『ステップ』(20)などがある。

  • 柳葉敏郎

    【夏井康夫】「なまはげ存続の会」会長

    柳葉敏郎

    1961年生まれ、秋田県出身。1997年から放送されたTVドラマと映画の「踊る大捜査線」シリーズで人気を呼ぶ。主な出演作として、『誰も守ってくれない』(09)、『遺体明日への十日間』(13)、『アゲイン28年目の甲子園』(15)、『幸福のアリバイ〜Picture〜』(16)などがある。

STAFFスタッフ

  • 佐藤快磨

    監督

    佐藤快磨

    1989年生まれ、秋田県出身。初の長編監督作品『ガンバレとかうるせぇ』(14)が、ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2014で映画ファン賞と観客賞を受賞、第19回釜山国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされるなど、国内外の様々な映画祭で高く評価される。文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2015」に選ばれ、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』(16)を監督。その後、『歩けない僕らは』(19)などを制作している。

    幼い頃、男鹿の友達の家で「ナマハゲ」を体験し、号泣して父親に抱きつく友人の隣で、私には抱きつける家族がおらず「“父親”がいてくれたら」と泣くのを我慢した記憶があります。そうした記憶と、取材を通じ、「ナマハゲ」は、子供をただ「泣かせる」ということではなく、親が子を「守り」、子を守ることで男の心を「父親にする」行事なのではないかと思い至りました。「ナマハゲ」を通じ、精神的に成長していく主人公を描くことで、「父親になるとはどういうことか?」を表現したいと思いました。
    男鹿半島に通った5年間はとても大切で、そこで出会った人たちの想いがこの映画に詰まっています。後悔から逃げきれない主人公のしみったれた行動ひとつひとつを最後まで見届けて頂き、ラストシーンの「ナマハゲ」の叫びが、観てくれた人の心に突き刺さってほしいと願います。世界中の人々に彼の叫びは、きっと届くと信じています。

  • 是枝裕和

    企画

    是枝裕和

    962年生まれ、東京都出身。早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。2014年に独立し制作者集団「分福」を立ち上げる。『幻の光』(95)で監督デビュー。主な監督作品は、『誰も知らない』(04)、『そして父になる』(13)、『海街diary』(15)、『海よりもまだ深く』(16)、『三度目の殺人』(17)、『真実』(19)など。世界の映画祭で数々の賞を受賞し、『万引き家族』(18)では、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドール、第44回セザール賞外国映画賞を受賞し、第91回アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた。

    最初に佐藤さんに会った時に聞いた映画の企画が、この「ナマハゲ」のお話でした。読ませてもらった脚本がとにかく面白かった。登場人物たちの台詞がとてもリアルだったし、何より監督の切実さが伝わってきて、きっと佐藤さんはこれを撮らないと先へ進めないだろうと思い、背中を押すことに決めました。次世代の才能ある監督の登場を心待ちにしています。

  • 河村光庸

    エグゼクティブプロデューサー

    河村光庸

    1949年生まれ、福井県出身。出版事業や映画出資の経験を経て、08年にスターサンズを設立。洋画配給の傍ら、邦画製作・配給にも力を注ぎ、近年では『あゝ、荒野』(17)、『愛しのアイリーン』(18)、『MOTHERマザー』(20)などの話題作を発表。2019年公開の『新聞記者』では第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀主演女優賞を受賞するという快挙を達成、その他、国内映画賞を席巻した。河村個人としても同作で新藤兼人賞プロデューサー賞及び藤本賞を受賞。最新プロデュース作品として『ヤクザと家族 The Family』、『空白』(21)の公開が控えている。

  • 折坂悠太

    音楽主題歌「春」(Less+ Project.)

    折坂悠太

    1989年生まれ、鳥取県出身。幼少期をロシアやイランで過ごし、帰国後は千葉県に移る。2013年よりギター弾き語りでライブ活動を開始。翌年の自主製作ミニアルバム『あけぼの』を経て、2016年に1stアルバム『たむけ』を発表。2018年2月より半年かけて、全国23箇所で弾き語り投げ銭ツアーを敢行し話題を集め、「FUJIROCKFESTIVAL」など夏フェスに多数出演。10月には2ndアルバム『平成』をリリースしCDショップ大賞を受賞するなど各所で高い評価を得る。2019年、ドラマ「監察医 朝顔」(CX)で主題歌に起用された。

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